豆知識
そんな人に、契約時に「あれ?今のどういう意味!?」と慌てないためにも、
難しいことをできるだけ簡潔に分かりやすく表現したものをまとめましたので、
【契約編】 【設備編】 【構造編】
で調べてください。
■契約期間
一般的にほとんどの賃貸契約期間は2年間が多いです。
図面資料や契約書類に2年(自動更新)と書いてあれば期間後は何もしなくても自動的に更新されます。
しかし期間が定められている(定期借家契約)場合、期間後は再契約する必要があります。
※解約を2年以内にしても問題ありません。但し、例外もあるので、契約書の特約等は確認しておきましょう。
■更新料
契約期間が満了して引き続きそのまま住む場合に支払うもの。一般的には家賃の1ヵ月以内分が相場。
ただし、ある一定の住宅金融公庫融資物件(公的機関により一定の基準を満たした融資)は更新料はいらない。
主に、物件の大家さん(所有者、貸主)に支払うもの。
※関西ではこの更新料はほとんどないが、京都の大家さんは慣習として取るケースが多いです。
■更新事務手数料
更新料と意味合いは一緒ですが、更新事務手続きの費用(事務手数料)として管理会社が取るケースが多い。
大家さんが取るケースもあるが、入居者から数万円程度の費用負担の場合が多い。
■礼金
昔からの慣習で契約時に大家さんに対してお礼の意味を込めて支払われるもの。
現状では、空き部屋が多くなり、地域にとっては礼金をとらない大家さんも増えている。
また、更新料と同じように一定の住宅金融公庫融資物件には支払わなくてよい。
■敷金(保証金)
契約時に大家さんに支払う(預ける)もの。
(西日本、店舗・事務所契約によっては保証金と言う表現で代用される)
大家さんが家賃の未納等の補填に当てるもの。また、退室時の補修(現状回復)等に引かれることが多い。
■手付金(予約金・預かり金)
類似される言葉で、申込金、仮契約金等の言葉もある。
つまり、契約をする前に(予約等で)不動産会社に払うお金であり、そのお金は契約金の一部に当てられる。
特に返金するしないで、不動産会社および監督官庁も手をこまねいてる。
■前家賃
翌月分の家賃を当月に支払うこと。
例:6月末に7月分の家賃を支払う。家賃支払方法、支払期日等は契約書で確認。
■日割り家賃
月の途中で契約又は退去した場合、家賃が日割りで計算される事。
■共益費(管理費)
建物の共用部分(共用灯、エレベーター、オートロック等)の電気代、清掃代などに充てられる費用のこと。
※日本全国各地域、この費用と言うのはあまり算定式が決まっていない。
ようは、大家さん、物件の管理会社によって変わってしまうケースがあり、契約する時には、
家賃と共益費を足して賃料と考えた方が良いでしょう。
■鍵交換代
鍵の交換費用。※本当は大家さんが変えてくれると嬉しいのですが、
法律的な規制が無いので・・・・建物によっては、交換してくれるケースもある!
■火災保険
賃貸生活中に火災や水漏れが起こった際に、被害に遭った家財等を対象とした保証のこと。
保険の内容は様々なので不動産会社、保険会社に聞いてみましょう!
一般的に契約期間内を対象にしている。
■契約審査
契約前に大家さん、不動産(管理)会社、審査会社が契約者に対しての内容を、入居条件にあてはめて審査することを指す。
■重要事項説明
宅地建物取引業法によって、説明義務等を定められており、契約をする時に契約の内容、建物の内容、
条件、特例等を、書面にして説明をすること。宅地建物取引主任者が説明を行う。
■特約項目(特約事項)
予め契約書に記載されていない条文を特別に約束をすること。契約時には良く確認をして署名捺印しましょう。
【設備編】
主に居室が1つで、キッチンとの仕切りがないタイプ。
■1K、2K、3K
主に居室が1つ(始めが2であれば居室が2つ)と、キッチン(4~4.5畳未満)で仕切りがあるタイプ。
■1DK、2DK、3DK
主に居室が1つ(始めが2であれば居室が2つ)と、ダイニングキッチン(4.5~8畳未満)で仕切りがありるタイプ。
■1LDK、2LDK、3LDK
主に居室が1つ(始めが2であれば居室が2つ)と、リビングダイニングキッチン(8~10畳以上)があるタイプ。
LDKの表示の仕方は、不動産会社インターネットサイト、不動産雑誌等によってばらつきがある!
■アウトレット
主に電話線,TVアンテナ、コンセント等の接続口のこと。
■板畳
主に和室の部屋で畳の一部が板敷きになっている部分。
主にタンス・本棚等を置く場所として利用されている。
■ウォークインクローゼット
主に人が入れる程のスペースで、衣服を収納するための小部屋、洋風の納戸。
■オープンキッチン
主に壁際にキッチンを設置したタイプ。
キッチンスペースは広く冷蔵庫・食器棚は配置しやすいが、キッチンが丸見えになるのが嫌な人もいる。
■追い炊き
主に浴槽の湯が冷めた時に沸かし直す機能。「高温差し湯式」や、「循環式」がある。
「高温差し湯式」は厳密には追い炊き機能として定義はしていない。
■オートバス
主にボタン1つで浴槽にお湯を張ったり、沸かし直したり出来る機能。
■オートロック
主にマンションのエントランスにドアを設け、常時施錠された状態で、
来訪者はインターホンで訪問先の住人に連絡し解錠してもらってから建物に入れるシステム。
入居者が入館するときは、暗証番号または鍵で解錠することができる。
■オール電化
主にガスを引かず、すべて電気で行うこと。
ガスコンロの代わりに電磁調理器、ガス給湯器の代わりに電気温水器が付いている。
■居室
主に生活上長く居ることの出来る場所。逆に居室でないものはトイレ、浴室、玄関、納戸など。
■クッションフロアー
主に床が塩化ビニール製で出来ており、柔らかく音も響きにくい。キッチン部分、脱衣所等の
水周りに多く使われているが、最近はフローリング柄のタイプがあり、居室部分にも使われることが増えた。
■クレセント
主にサッシに付いている金具で、簡単に言うと鍵のこと。
■グルニエ
主に屋根裏部屋のこと。
ロフトとほぼ同じ意味で使われることもある。収納スペースにしたり、書斎やアトリエ等に利用されることもある。
■サービスルーム
主に開口部分の大きさから採光・通風などの建築基準法の基準を満たさない部屋で、
図面上居室と表示できない場合に使われる言葉。
■ジャロジ
主にガラス板を羽根のように並べた窓で、ハンドル等を回すとガラスが開き風通しを良くするもの。
浴室やトイレ等についている場合が多い。
■シャンプードレッサー
主にハンドシャワー等が付いていて、洗面台でシャンプーができるもの。洗面台の掃除もラクチン。
■シングルレバー
主に1つのレバーで水とお湯の切り替え、混合を自在にできる水栓。
■はめ殺し(フィックス)
主に開閉が出来なく固定されている窓のこと。
■フローリング
主に床が板張りになっているもの。音が響きやすく、キズがつきやすいのが難点。
■バルコニー
主に室外に張り出した露台。屋根がない。
■ベランダ
主に室外に張り出した露台。屋根がある。
■防水パン
主に洗濯機を設置する場所にある台の事で水漏れを防ぐ。
■ランドリーパイプ
主に浴室の天井付近に付けられていて洗濯物を干せるパイプのこと。
■ロフト
主に天井を高くして、一部を二層にして、はしご等を設置し屋根裏部屋みたいなもの。
若者の中にはベットスペースとして利用する人が多い。
■BT別
主にバス・トイレが別れているタイプのこと。
■MB
主にメーターボックスの略語。玄関付近に電気・ガス・水道のメーター類が設置されている場所のこと。
■PS
主にパイプスペースの略語。玄関付近に水道管、ガス管などの配管が設置されている場所のこと。
■SB
主にシューズボックスの略語。下駄箱のこと。最近はあまり使わないですね。。。
■UB
主にユニットバスの略語で、すでに工場で加工されてたものを現場ではめ込むだけになっているもの。
※一般的にトイレ、洗面、お風呂が一体になっているものをさすが、本当の意味は違う。
■CL
主にクローゼットの略語。
■木造
主に柱や梁などの主要部分に木材もしくは木質材料を用いた建築構造の事。
通気性の良さが特徴のひとつで柱と梁で組む在来工法の多様な工法がある。
■軽量鉄骨造
主に鉄骨造の一種で、柱・梁などの構造部分に厚さ6mm以下の鋼材を加工して用いた造り。
一般的な木造よりも耐火性や耐震性に優れているとされていてLGSとも略される。
■PC造
主にプレキャストコンクリートを使用した建築構造のこと。鉄骨の骨組にはめ込む事によって造られる建築構造。
■SRC造
主に鉄骨鉄筋コンクリート造のことで鉄骨を組んだ柱、梁の周りに鉄筋コンクリートを被せた構造のこと。
■RC造
主に鉄筋コンクリート造の略称で、鉄筋は引張にコンクリートは圧縮に抵抗するよう組み合わせ、強度を高めた構造。
■S造
主に鉄骨構造の略称で、構造用圧延鋼(軟鋼)を部材に使用し、ボルトなどを用いて接合・組み合わせる構造。
鉄骨構造は、じん性 (ねばり強さ)に優れているために耐震性が有り、RC造りに比べて軽量。
■ラーメン構造
主にラーメンとはドイツ語で「枠」を意味。(けして食べるもの・・・じゃない!笑)
柱と梁を支えていく工法で、柱かため広い空間を作ること。
■ツーバイフォー(2X4工法)
主に2X4インチ断面の材料を使い、壁面で支える木造工法で、従来の工法より耐震性、耐火性に優れています。
■ALC造
主に軽量気泡コンクリート造のことで、小さな気泡を含み比重は水よりも軽く、断熱性や耐火性に優れている構造。
■打放し
主に壁などが、コンクリートを打ち込んだままでクロス等貼っていない仕上げになっているもの。
手を抜いてるわけじゃなく、デザイナーズマンションなんかに多いです。
■エントランス
主にマンションやビルの入り口部分のこと。
■バリアフリー
主に身障者や高齢者の生活しやすく工夫されたもので段差をなくしたり、手すりの設置などの配慮がされている。
■ピロティ
主に建物の1階部分が駐車場やエントランスになっていて住居がない1階部分の場所のこと。
採光・通風が良くない土地に使われていることが多いです。