「入居申込時」と「更新時」それぞれにやり方がありますので、事例と方法について詳しくご説明します。
<よくある質問事項>
・この物件の交渉して貰えますか?どれくらい交渉できますか?
お客様に喜んで貰えるように、またお客様の審査時点の心証が悪くならないように交渉をさせて頂いております。
当社は貸主ではなく仲介業者なので、交渉に関しては否定的ではございません。
交渉に関しては大半の物件にで同じことが言えるのですが、
交渉はまず入居申込書(仮での申込み)を管理会社や貸主側に送ってからでないと、明確な回答が返ってこない事が多いです。
(もしくは物件の内見後にニュアンスを確認していきます)
⇒家主様からすると、借主・入居者・連帯保証人がどのような人で、いつから住みたいのか、減額したら決めるのか、他に室内などで要望は無いのか?
など、家主様の警戒心を解いてからでないと良心的な交渉結果にならない為です。
物件に交渉の余地があるのかどうかという点を調べ、下がる余地があるのなら徹底的に調査するということです。
■交渉の余地があるのかどうかを調査するには?
貸主側の【内部事情が重要】
◆現状の空室状況、大家さんの事情(大家さんの心情、困り具合)、
◆登記簿謄本に抵当権設定されているか(大家さんの資産運用の状況)
◆どこの専任又は管理業者に委託しているのか、大家さんが自分で募集管理しているのか、
◆その他にもたくさんの情報をSMILEASEを利用して調べます。そこでお客様に状況を提示して相談していく形です。
①気になる物件条件を確認する
②SMILEASEをうまく利用して交渉の余地である【内部事情】を知る
③重視したい交渉事項の優先順位をつける(家賃、共益費などの月々の支払い or 敷金、礼金などの初期費用)
④段階を踏んで交渉スタート【仮申込で判断】
⑤結果を見る
孫子の兵法のように相手の情報をいかに多く得ることが出来るか?
それが入居時の交渉に欠かせません。
※1~3月の繁忙期より、それ以外の時期での交渉の方が成立はしやすい。
(繁忙期は大家さんは空室に困りにくい・・・)
一般的な更新は2年に1回行われ、大家さんや管理会社、不動産屋に、更新料、更新手数料というものを支払わないといけない場合もあります。
【大阪・阪神間は更新料がほとんどありません】
でも実は、更新時は賃料を下げるチャンスでもあります。
交渉する前のチェックポイント
■まずは今の家賃が妥当かどうかを調べる
ネットや住宅情報誌などで、近くの似たような間取りの物件の家賃を調べられます。
これらの客観的なデータを基に交渉しましょう。
■更新・家賃の交渉などは基本的に管理会社に相談する
入居時に仲介してくれた不動産屋さんに言うと物件の管理会社に聞いてくださいと言われるケースがある。
■家賃交渉するときには契約更新することを前提にすること
ようは、値下げしてくれたら更新しますということで、値下げに応じてくれたのに更新しないなんてことはないように!
更新時期が賃貸オンシーズンと言われる1~3月の繁忙期ならば、できればその時期の交渉は避けた方がベター。
更新時期に家賃交渉できなかったのなら、繁忙期が終わった5月~秋ごろに相談してみる。
交渉パターン
なんとなく「下げて欲しい」とお願いするよりも、「下がらなければ引っ越す予定」または
「更新料を支払う余裕がない」などの理由を付けた方が効果的
■金額を不動産管理会社にぶつけ、素直に相談するやり方
「家賃が下がればこのまま更新する」「そのままなら退去しないと生活が苦しい」「なんとか助けてください」
このパターンは大家さんと顔見知りの場合は効果的ですがそうでない場合あまり言い過ぎると嫌がられます。
■不動産管理会社に、同じ棟で別の不動産会社が募集している
同じような家賃のマンションを引き合いに出してみる
これは素人が行うと嫌らしく見える場合もあるので、尋ねてみる程度からスタートしてみる。
■大家さん宅へ挨拶をする
・手土産を渡す
・少し手土産の話や天気の話でつなげる
・「おりいってのお願い」で交渉スタート
例:
(1)今まで挨拶していなかったですが、実家の母に大家さんくらいには挨拶しときなさいといわれたこともあり、
直ぐ近くの裏の方だというを聞いたので参りました。
(2)これ、つまら無いものですが… で、少し手土産の話や天気の話
(3)その世間話のときに、如何に気に入って住んでいるか、良い建物は大家さんのお人柄がにじみ出ている感じですね…
(4)ところで、大変恐縮なのですが、おりいってのお願いがありまして…実は…
■近隣の環境の変化を引き合いに出して、交渉する
近隣に新築の賃貸物件などが建っている場合や近隣のコンビニが閉店したなどという場合には、
それらを理由に1000円でも2000円でも家賃の値引き交渉をしましょう。